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円形脱毛症 局所免疫療法DPCP

こんにちは、大阪AGA加藤クリニックです。
最近円形脱毛症の患者様からのお問い合わせがよくあります。
当院患者様の中にも10年前から円形脱毛症にお悩みだった方や、何度も円形脱毛症を繰り返し発症される患者様が多数いらっしゃいます。

今回ブログでは当院の患者様(Aさん)にご協力いただき、円形脱毛症の治療法や経過のご紹介をしたいと思います。

Aさんが始めて来院されたのは2018年9月の初旬頃でした。
後頭部右側部分に大きな直径7cmほどの脱毛、左耳後ろ部分に髪の生え際に沿うように小さな脱毛がみられました。
円形脱毛症自体は2年ほど前に発症し、発症当時は500円玉程度の脱毛部分がいくつかあったようですが、当院へ来院された時点では数個の脱毛がひとつとなり、髪をあげると隠しきれないほど拡大していました。
当院へ来院いただく前にも皮膚科の受診経験があり、その際プレドニン内服・セファランチン・アンテベートローション・ケナコルト局注など様々な治療法を試したそうですが、いずれも変化が無く、現在に至ったとのことです。

当院では局所免疫療法の治療を行うこととなり、当日より治療を開始致しました。
治療の流れや経過をご本人のお写真とともにご紹介していきますね!

【初診時→DPCP感作(パッチテスト)約2週間後】
〈後頭部〉

〈左耳後ろ〉

DPCP試薬を脱毛部分に塗布し、約2週間経過した状態です。
塗布部分は赤みが出ており、軽い痒みが生じていますができる限り我慢していただき、耐えられないほどの痒みが出始めた段階でステロイドローションもしくは塗り薬を塗布し、痒みを抑えてかぶれを治療していきます。

【DPCPパッチテスト20日後】

かぶれ部分がかなりひどくなり、膿がでている状態です。 こうなると完全に感作しているので、ステロイドローションもしくは塗り薬でかぶれ部分を治療しなければならない状態です。
この時点で患部の痒みがかなりある為、かなり不快感がありこの治療で最も辛い状態といえます。

【DPCPパッチテスト1ヵ月後/DPCP塗布(濃度10-10)2ヶ月半後】
〈後頭部〉

〈左耳後ろ〉

パッチテストで感作し、かぶれやただれは1ヶ月の時点で治まった為、再度試薬DPCPを患部に塗布しました。
試薬は一番低濃度の10-10(パッチテスト時の試薬を10倍程薄めた状態)を塗布し、再度経過観察。
Aさんはパッチテストですぐに感作した為、1ヶ月目の段階ですでに産毛がみられ経過も良好ですが、感作の期間に関しては個人差がありなかなか感作されない場合は再度高濃度のパッチテストを行う必要があります。

【DPCP塗布(10-9)3ヵ月後/DPCP塗布(濃度10-9)4ヶ月半後】
〈後頭部〉

〈左耳後ろ〉

3ヶ月目の時点でDPCP試薬の濃度を1段階濃い試薬に変更しDPCP(10-9)で塗布開始。
その後痒みは続いていたようですが、パッチテスト時ほどのかぶれやただれはありませんでした。
極力痒みを我慢していただき、耐えられない際にはローションや塗り薬を塗布していただくという流れを繰り返し、治療を続行したところ円形脱毛部分に発毛がみられ、治療経過も良好です。
左耳後ろ部分の脱毛に関してはほとんど目でみてわからない程度になっているのが写真でもわかります。

【DPCP塗布(10-9)6ヵ月後/DPCP塗布(濃度10-9)7ヶ月後】
〈後頭部〉

〈左耳後ろ〉

3・4ヶ月目と同様DPCP濃度(10-9)のまま治療続行。
かゆみは以前ほどではないとのことでしたが、DPCP塗布後数日は軽い痒みが生じているとのことでした。
治療経過も良好で、特に後頭部分は直径7cmほどの脱毛がみられていましたが、真ん中部分からしっかりとした髪の発毛がみられています。
左耳後ろ部分に関しては、ほとんど脱毛部分が埋まっている状態です。
最近ではご自身でも実感されており、現在も引き続き治療続行中で通院いただいており、経過観察中です。

局所免疫療法の詳しい内容や治療方法は当院円形脱毛症ページをご覧下さい。
治療の流れや料金に関してもすべて記載しております。
効果に関しては個人差がある為、Aさんと同じように効果がでるとは限りませんが、何度も円形脱毛症を繰り返す方や症状がひどい方は一度当院までご相談下さいませ。

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