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合併症による脱毛症について

1.薬剤性の脱毛症

薬剤により発症する脱毛として、抗がん剤を投与することで脱毛が起きることはよく知られています。
抗がん剤による脱毛は、頭髪だけでなく、まつげや眉毛の脱毛にも影響します。
脱毛が起こる可能性のあるお薬を使用する際は、医師から患者様に対してしっかり説明致しますが、それでも患者様の精神的ストレスとなります。
薬剤による脱毛は一時的なものですので、薬の使用を中止すると自然に脱毛は止まりますが、当院では、抗がん剤治療終了とともに積極的な頭髪治療を行い、より早く脱毛の症状が改善されるようサポート致します。

2.抜毛症(ばつもうしょう)

抜毛症とは、頭毛や眉毛、まつ毛等を自らの手で自発的に引き抜くことで生じる脱毛のことです。
抜く部位は人それぞれ異なり、ご自身の毛髪だけでなく、ペットの毛を引き抜いたり、毛布などの繊維を引き抜いたりする方もいらっしゃいます。
幼児期では欲求不満のひとつの表現として、自分の感情表現をうまくできない際に現れる行為で、成人患者の例としては、重篤な精神疾患の部分的な症状としてみられることがあります。
自然治癒することもありますが、無意識に髪を抜いていることもある為、ストレスや精神的背景を理解し、それらの改善に努めることが必要です。
また自然治癒しない場合は心療内科を受診するなど、早めに治療を行うことお勧め致します。

3.代謝障害・栄養障害に伴う脱毛症

代謝障害・栄養障害として、発毛や、弾力性に富む毛髪構造の成長に必要な栄養成分が欠如することにより、毛髪に影響を及ぼし、脱毛症となることがしばしばみられます。
代謝が悪くなると全身の血液の流れが悪化し、頭皮にまで十分な血液が供給されなくなります。
また代謝障害だけでなく、栄養不足も抜け毛の原因のひとつです。
髪をつくる為には、あらゆる栄養が必要ですが、バランスの悪い食事や、脂っこい食事ばかりしていると栄養が偏り、栄養が不足していきます。
普段から適度な運動を心掛けて、代謝を改善し、髪にいいとされている栄養を積極的に摂取することで、代謝障害・栄養障害による脱毛は改善されるでしょう。

4.膠原病性脱毛症

膠原病性脱毛症とは膠原病に伴う脱毛症のことを指します。
膠原病性脱毛症では自己免疫反応によって脱毛が起こり、免疫機能に異常が生じることで脱毛が引き起こると言われています。
特に女性によく現れる症状で、膠原病の中でも脱毛が起こりやすい病気が「全身性エリテマトーデス(SLE)」や「シェーグレン症候群」などが挙げられます。
これらの病気による脱毛は、円形脱毛症同様、はっきりとした原因は解明されておりません。
基礎疾患の治療が最優先になりますが、ステロイド内服薬の服用や注入治療で改善される可能性もあります。

5.感染に伴う脱毛症

頭皮に、細菌やカビの繁殖が起こることで、脱毛症を引き起こす可能性があります。
感染による脱毛症は真菌(カビ)の一種である白癬菌、細菌による毛包炎や乳頭状皮膚炎、慢性膿皮症などがあり、治療は感受性のある抗菌薬を使用し、治療します。
また、最近では外部からの感染だけでなく、コロナウイルスに感染し、完治後に抜け毛が増える「コロナ後遺症脱毛」も報告されています。

コロナ後遺症脱毛に関しての詳細はコチラ
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