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日本臨床毛髪学会学術集会~大阪の真ん中で毛髪を語りつくす~

先日、「大阪の真ん中で毛髪を語りつくす」というタイトルだけ見ると不可解な集会に出席してまいりました
といっても日本臨床毛髪学会の学術集会なので、きちんとした勉強会です

今回の集会では、興味深いお話をくことが出来たので是非皆さんにご紹介したいと思い、ブログを書いております。

たくさん興味深いお話がありましたが、中でも大阪大学大学院医学系研究科、皮膚・毛髪再生医学寄付講座特任教授、心斎橋いぬい皮フ科院長である乾 重樹先生のご祖父である奥田庄二様のお話が非常に印象に残っています。

奥田先生は、医術開業試験に合格した後、1912年に自宅で眼科を主に開業されたようですが、1939年に毛根移植手術について論文を提出しました。
1939年というと、第二次世界大戦が勃発した年です。

今から80年程前に、現在でも同じ手法で行われている毛根移植手術についての論文を発表されたのです。
実は、奥田先生の論文が正確に認められたのは約70年経った2009年の出来事で、認定までの経過は横浜のヨコ美クリニック今川賢一郎先生が報告されたとのことです。

奥田先生の論文が認定される約50年前の1959年、アメリカの皮膚科医がパンチ式植毛法を発表していたのですが、後に奥田先生の報告と同様だったことが判明したようです。
当時奥田先生の論文は旧字体で長文だった為、今川先生は御尊父の協力のもと完訳、その後2004年にISHRS会誌に投稿し、2009年ISHRS総会で乾重樹先生が奥田庄二先生の業績と経歴について発表されました。
2009年の発表後に孫である乾重樹先生もその事実を知ることとなったとのことでした。
未だ日本は戦時中の80年も前に現在でも使用されているような手法を発見していた奥田庄二先生を私は尊敬し、この話を聞いて感銘を受けました。


私自身、過去に数多く植毛手術を行っておりましたが、実は現在、患者様には植毛手術は推奨しておりません!
なぜなら体への負担、金銭面などいろいろと考慮した中で内服薬での治療が患者様にとって負担が少ないと考えたからです。

移植手術を否定するわけではなく、奥田先生のように研究を重ね、新しいことを追求し、完結させる姿勢を見習いたいと思いました。
患者様の為にもっと何かできることはないか、常に探求心を忘れず努力を惜しまないことが新しい医療に繋がるということを実感させられたお話でもありました。

他にも638mmLEDによる発毛効果について、女性型脱毛症(Female Pattern hair loss)など、興味深い内容が詰まった集会で、収穫の多い一日となりました!

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